それは、3月の最終週のことだった。平日の夜に、ドイツ語の教室に足を運ぶ。語学の教室に行くのは何年ぶりだろう。
少しワクワクする気持ちと共に門を通り、教室に向かう。
クラスには次々に人が入ってきた。ドイツ語の先生のクラスの体験レッスンは1時間もない。自己紹介の仕方や数の数え方などシンプルな内容だけど、二人組に分かれて練習したり、問題に答えたりなど新鮮で楽しい。
大学生の頃以来、語学の授業を取ることなど久しぶりだ。クラスの人たちの年齢も様々だけど、みんなフレンドリーで感じの良い人たちばかりだった。
社会人になると、職場以外で新たな人に会うのは難しい。利害関係のない共通の趣味の仲間と話すのはとても楽しかった。
終わった時には、気分も明るくなり、新しい扉が開いていくような気持ちになった。何につながっていくかはわからない。でもこの一歩を踏み出すことで何かにつながっていく直感だけはある。
誰に強制されているわけでもなく、ただただ楽しい。
帰ると早速講座を申し込んだ。新たなチャプターのスタートが始まる。



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